ストーリー Story

あらすじ

1945年の原爆による大量虐殺の反省から原子力を封印し、新しい歴史を歩み始めた世界“かの世界(AnotherWorld)”があった。そこでは銃器も完全に消滅し、剣が最強の武器として使用されていた。2024年、根絶したはずの銃を持った男が現れ、日本刀で応戦する警官たちを次々と倒していく。そこにアリサ(花井瑠美)、レイ(武田梨奈)、マリ(清野菜名)、ミキ(加弥乃)の美少女戦士4人が現れ見事な体術と剣術で男をあっと言う間に倒した。倒された男の躯は青く発光して忽然と消えてしまう。もう一つの世界、銃も核兵器も原発もある“この世界(OurWorld)”では、4人に似たアイドルグループi.Dollsがステージで踊って歌い、ファンたちを楽しませていた。

“かの世界”──アリサたち4人がアジトに戻ると、ボスの柳生太一郎(岡田浩暉)から新たな5人の侵入者の退治を指令され、それぞれの場所へ向い、電力会社に原発を売り込もうとする侵入者たちを絶命させた。アジトでは柳生が、侵入者がやってくるワームホールの場所が政治の中枢を担う政党・日本光華党の保養施設の近くにあることを掴んでいた。戻ってきた4人に可愛いステージ衣装を渡し、「団体で移動しても怪しまれないよう、ありふれている美少女アイドルグループとしてワームホールを探しに行く」と告げる。そして、用意してあったi.Dollsのイラストがラッピングされた移動ワゴン車で富士山の麓に向かった。

アリサとマリは日本光華党の保養施設内にある森の中を調査している時、帯電している鳥居を発見する。そこで、光華党党首の豪徳寺(金子昇)が、宗教団体のグルらしきもうひとりの豪徳寺(金子昇)に、手から出る電磁波で焼き殺されてしてしまうところを目撃してしまう。彼女たちの存在に気付いた信者の一人アーナンダー(ハヤテ)は、アリサを襲撃するが偶然そこを通りかかった記者・吉村憲一(小山田将)によって助け出される。アリサは吉村に触れ、初めて会った彼に特別な感情を抱くのだった。一方、レイとミキは、同じく保養施設内に潜入して侵入者たちを調査する中で、そこには大勢の侵入者たちが生活していて、全面戦争になる日は近いと確信した。

構成図